保存 について
(日本製粉様(緑色) 、おうちPatisserie協会(以下●)
チャック付製品について問い合わせが非常に多かったのでお伺いします。
●チャック付は便利なのですが、袋から直接出すとチャックの隙間に
粉が入り込んで閉めにくい。
チャックの下に「軽くたたいて粉を落としてください」小さく注意書きがあります。
ミックス粉は砂糖も入っているので余計つきやすいので、ご面倒かと思いますが
気をつけてしめてくださるようお願いします。(笑)
●夢のチャックは、なかなかないものですね(笑)。
チャック付はコストがかかり、保存には適していますが
値段が高くなるデメリットも。
包材で価格に差が出るため、各社チャックのあるものと無いものを販売しています。
●粉を保存する場合は移し変えた方がいいのでしょうか?
一番おすすめなのはタッパーウェア。
ニオイ移りも湿気もなく、必要なだけ取り出せます。
(粉は、強烈なニオイが近くにあると吸収する性質があるため)
●それは粉全般に言えることですか?
薄力粉の場合は特に包材が紙製なので、
ニオイ移りや虫つき防止のため移し替えをお勧めします。
●虫というと、工場での虫対策は?また家庭でできる虫除け対策など教えてください。
工場では虫がつくことはほとんどありません。
とても細かいふるいにかけるので取り除けますし、
閉鎖空間なので人も虫も入りません(但し、定期検査の際は人も入るので、
定期的な防虫処理を専門業者にお願いしています)。
虫つきの問題は、多くの場合に出荷後の保存状態によるところが多いです。
●粉専用の市販品が手に入らないのですが、米びつ用の虫除け剤で
代用可能でしょうか?
家庭に生息している虫もいろんな種類があり、
米びつ用は主に穀蔵虫には効果ありますが、
粉につく虫は他に「シバンムシ(死番虫)」等があり、
ビニールを食い破るほど強い虫なので
紙だと恐らく防げないと思います。
●では、家庭で防ぐためにトウガラシを入れる等の代用品はどうでしょう?
トウガラシはいいと思いますね!
あと、カモミールのようなキク科の植物のニオイを虫は嫌います。
キンチョールも除虫菊ですしね。 (なるほど~)
●夏期の場合、粉の保存場所は常温?冷蔵庫でしょうか?
冷蔵の場合は出し入れで水滴が付きやすく、
そこからカビの原因になるのでおすすめできません。
涼しく風通しのいい冷暗所保存が一番おすすめです。
・・・一番いいのはタッパーなんですけどね。
●やっぱり大きなタッパー買わなきゃ(笑)